10月、幼稚園に『おもしろ理科先生』の伊藤喬章先生をお招きしました。年長組の子ども達は、自分たちの身近にある光や磁石などついてのお話を聞いたり、先生と共に実験をしたりしました。
初めに、理科先生は「朝はどこからくるんだろう?」「太陽がなかったら?」「虹を見たことがあるかな?」「虹はどんな色?」など様々な問いかけをして、子ども達の考えを引き出しながら光の反射についてのお話をして下さいました。
次に、一枚の四角の黒いゴム版に取っ手をつけたモノを子ども達に渡しました。渡されると軽々と持てるのに…
テーブルの上に置くと、何故だか重くて持ち上がりません。不思議不思議‼「どうしてなんだろう?」「やってみたい!」子ども達はそう呟きながら、次々とテーブル上のゴム版を持ち上げ始めました。
『ソレッ❕』やっと持ち上がりました。
「どうしてもちあがらなかったのかな?」と理科先生が聞くと「くっつくから」「磁石になっているんだよ」「吸盤になっているんだよ!」「空気が頑張って押しているから!」など、次々に自分の考えたことを伝えてくれる子ども達でした。そこで理科先生は、空気の重さ『気圧』についてのお話を丁寧にしてくださいました。
次に理科先生は、アルミに巻いた磁石、乾電池、ナットを重ね、その上に銅線をかけてみました。ワンタンモーターです。上にかけた銅線がくるくるを回り始めた瞬間!子ども達からは、驚きと喜びで歓声が上がりました。
「すごいすごい!」「どうして?」「僕、やってみたい!」「私も!」と言いながら、早速実験をしてみました。子ども達は夢中になりながら、理科先生と同じように実験をしました。「すごい!」「回った!」「あれ、回らない。どうしてだろう?」子ども達は、理科先生や友達と一緒に考えたり共感しあったりしながらワンタンモーターで遊びました。
これからも身の回りにある不思議なことやおもしろいことについて、友達や先生と一緒に考えたり試したり自分の思いや考えを伝え合ったりしながら過ごしていこうと思います。子ども達は「おもしろ理科先生」の伊藤喬章先生との短い時間の関りの中で、様々な興味や関心をもつことができました。ありがとうございました。